【ニューデリー】インド国内のキッチンウェア市場の4分の3を手に入れたスチールウェア業者は、今やユーテリティー・スチールウェアを投入し、西側諸国のホーム市場開拓に乗り出した。
エコノミック・タイムズが4月29日伝えたところによると、インドのデザイナー・ステンレス・スチール産業は未だ揺籃期にあり、スチール輸出全体の10%を占めるに過ぎないが、向こう数年間に数倍に拡大するものと予想される。
工学品輸出振興委員会(EEPC:Engineering Export Promotion Council)のメンバーも務めるDolphin International Limited(DIL)のK V Rao社長によると、デザイナー・スチールの輸出は向こう数年25~30%の成長が予想されるが、デザインや品質の改善、海外市場におけるインドの職人芸に対する評価の確立等を通じ、市場を開拓する必要がある。デザイナー・スチール輸出は、従来の調理用具、デザイナー・バーウェア、その他のユーテリティーウェアの3つに分類される。DIL社はバーウェア等のハイエンド領域の橋頭堡を欧州に築くべく努力している。欧州向けは同社の輸出の60%を占めている。DIL社は昨年、デザイナー・スチール市場に進出したばかりだが、同社の製品は何れも特許権付きと言う。