2002-04-29 ArtNo.28712
◆Murugappa、三井住友海上に保険事業への出資要請
【ムンバイ】タミールナド州Chennai拠点のMurugappaグループは、三井住友海上火災保険株式会社に、保険子会社Cholamandalam General Insurance(CGI)への出資を求める計画だ。
エコノミック・タイムズが4月26日伝えたところによれば、Murugappaグループは、損害保険市場進出を目指し、傘下のCholamandalam Finance and Tube Investment India(CFTII)を通じてCGIを設立した。CGIは既に保険業監督開発局(IRDA:Insurance Regulatory and Development Authority)から損害保険ビジネスを手掛ける原則的認可を得ている。
CFTIIは5年ほど前から保険業進出を計画、当初英国のGuardian Royal Exchangeと非生命保険ビジネス領域で合弁を組む覚書を交換した。しかしGuardian Royal Exchangeがフランスの保険会社Axaに買収されたため、CFTIIはAxaと再度交渉を試みた。しかし管理形態を巡る意見の相違を調整できず、話し合いは物別れに終わった。このためCFTIIは結局単独で、保険事業への進出を図った。今日100%地元資本の保険会社は、Reliance General Insurance 1社のみとなっている。
三井住友海上火災保険は、保険業市場が開放された当初、三井海上火災保険としてインドに進出を果たしたが、日本における組織再編の故か、その後それほど積極的なビジネスの拡張を図らなかった。またHousing Development Finance Corporation(HDFC)も米国拠点のChubbと合弁を組む以前に、三井海上火災保険と接触した経緯がある。
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