2002-04-29 ArtNo.28700
◆国会専門委、IPCL民営化へのリライアンスの入札禁止勧告
【ニューデリー】国会委員会は、Indian Petrochemicals Corporation Limited (IPCL)/Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)/Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)の民営化入札に国営Indian Oil Corporation(IOC)の参加を認めるよう政府に求めるとともに、仮に市場独占を回避するためにIOCの入札を認めないとするなら、同じ理由でRelianceの入札を禁止すべきだと勧告した。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが4月25/26日、伝えたところによると、 社会(Samajwadi)党のMulayam Singh Yadav議員に率いられる国会石油化学委員会は、先週水曜国会に提出した報告書の中で、もしリライアンスがIPCLを傘下に収めるなら国内石油科学市場をほとんど100%独占することになるとする一方、IOCが入札に参加するなら、政府持分に最大限の値がつき、政府は大きな売却利益を実現できると述べ、入札には全ての企業の参加を認め、如何なる制限も設けるべきではないと提案した。
一方、観測筋はIOCがIPCLの26%、6453万8662株の政府持分に、1株155ルピー、総額1000クロー(US$2.04億)を投じる用意があると見ており、仮にOil and Natural Gas Corporation (ONGC)と共同入札するなら、一層高い値を付ける可能性が有ると指摘する。しかしONGCは、IOCと共同入札することは避け、買収完了後にIOCとコストを折半する可能性が大きいと言う。
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