【ニューデリー】スクーターとモーペッド販売の不振に関わらず、モーターサイクル販売の好調に助けられ、2001－02年の二輪車販売台数は421万台と、前年の363万台を15.9％上回った。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが4月22日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し、報じたところによると、一昨年(2000-01)は僅か1.6％の成長にとどまったが、昨年の成長率は二輪車産業の復調を物語っている。
モーターサイクルの通年の販売台数は289万3000台と、前年の211万4000台から36.8％増加した。この結果、モーターサイクルの二輪車市場におけるシェアは前年の58.1％から68.6％に拡大した。マーケット・リーダー、Hero Hondaの売上は前年の101万9000台から141万2000台に38.5％の伸びを見た。またBajaj Auto Ltd(BAL)のそれは53万6000台から70万6000台に31.7％、TVS Motor Companyは35万1000台から44万7000台に27.2％、Yamaha Motor Indiaは15万台から21万6000台に43.3％、ＬＭＬは4万4723台に23.6％、大型バイク製造のRoyal Enfield Motorsは2万2769台に9.3％それぞれ成長、新参のKinetic Engineering Ltd(KEL)は4万4309台を販売した。
しかし昨年のスクーターの販売台数は前年の87万6000台から85万3000台に2.6％下降した。この結果、スクーターの二輪車市場全体に占めるシェアは前年の24.1％から20.2％に縮小した。とは言え、前年の29％のマイナス成長に比べ、落ち込みの度合いは顕著に鈍化、底入れの兆しを見せた。
マーケット・リーダー、Bajaj Autoの通年の販売台数は36万5000台と、前年を2.4％上回り、マイナス成長から抜け出した。ＴＶＳも前年の14万2000台を僅かに上回る14万3000台を販売した。しかしＬＭＬは前年比25％減の12万台、Kinetic Motor Companyは同9.2％減の10万8000台、Maharashtra Scootersは同36.4％減の6万1456台にとどまった。