2002-04-22 ArtNo.28680
◆CDC Linux、CSIRとバイオインフォマティクス・インフラ構築
【バンガロール】CDC Linux Pvt Ltdは、バイオインフォマティクス領域の研究機関に奉仕するGNU/Linuxベースのスーパー・コンピューティング・インフラを構築するため、科学産業調査評議会(CSIR:Council for Scientific and Industrial Research)と手を結んだ。
インディアン・エクスプレスが4月17日報じたところによると、両者は、新ミレニアム・インド・テクノロジー・リーダーシップ・イニシアチブ(NMITLI:New Millennium Indian Technology Leadership Initiative)の下、バイオインフォマティクス領域の研究者のためにGNU/Linuxプラットフォーム上で機能する多用途のポータブル・ソフトウェアを開発するとともに、コスト効率が良く、スケーラブルなスーパー・コンピューティング・インフラを構築する。
CDC LinuxのBK Avasthi重役(MD)が記者会見の席上語ったところによると、同社はゲノミクスやプロテノミクスの比較研究領域に関わるソフトウェアの開発では、Centre for Biochemical Technology (CBT)のニューデリー・オフィスとも提携する。この種のアプリケーションは新薬開発領域におけるインドの役割強化に貢献できる。
CDC LinuxのRajeev Gowda取締役によると、NMITLは産学合同研究プロジェクトに資金援助を行っており、今回のプロジェクトには既に1クロー(US$20万)を投資している。CDC Linuxはバイオインフォマティクス企業にスーパー・コンピューティング・インフラを提供する上で中心的役割を担うことを目指していると言う。
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