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2002-04-22 ArtNo.28679
◆Cadila Pharma、皮膚病治療薬市場開拓に本腰
【アーマダバード】グジャラート州Ahmedabadを拠点にする年商550クロー(US$1.12億)の製薬会社Cadila Pharmaceuticals Limited (CPL)は、皮膚病治療薬領域におけるプレゼンス強化に本腰を入れている。
インディアン・エクスプレスが4月18日報じたところによると、CPLのR Sahniマーケッティング担当上級副社長は、同紙にCPLが地域皮膚病治療薬市場に積極的な進出を図る考えを明らかにした。クリーム、ローション、軟膏等から成る皮膚病治療薬市場規模は全体で876クロー(US$1.8億)と見積もられ、年率7%の成長を遂げている。
CPLはこれまで抗生物質、抗アレルギー、ステロイド系の経口皮膚薬を専ら手掛けて来たが、CPLのマーケッティング子会社Le Santeによりリストアップされた地域性皮膚病薬には、にきびや乾癬(psoriasis)等の慢性皮膚炎の治療に用いられる最新薬剤が含まれている。
市場規模32クロー(US$654万)と見積もられるにきび治療薬は、大きく処方薬とクレアラシルのたぐいの店頭化粧薬に分けられる。CPLはにきびの治療と予防の双方に効果を発揮する最新治療薬レチノイド・アダプレネ(retinoid Adapalene)を来月発売する予定だ。Le Santeは今年内に経口にきび治療薬領域に進出する可能性も検討している。
乾癬に関しては目下のところ、Crosslands社が唯一のプレーヤーで、市場をほぼ独占している。同社はCalcipotrieneをデンマークのLeo Pharmaceuticals社から完成品として輸入、インド国内で販売している。これに対してCPLは原料を輸入し、国内で完成品に仕上げる。目下世界的に僅か2社がcalcipotrieneの製造を手掛けており、インドにおける市価は1チューブ当たり700ルピー(US$14.3)と高価だが、国内製造しても価格面で大きな違いを出すことはできないため、同社は供給面で違いを出す計画だ。
Le Santeは経口抗生物質や抗アレルギー薬等の製品により、皮膚病治療領域でも既に強力なエクイティーを保持している。同エクイティーはライ病及び乾癬治療・予防の免疫モジュレーター“Immuvac”の発売により飛躍的伸張を見た。ライ病と乾癬の革新的治療薬、ImmuvacはCPLが政府系研究機関Department of Biotechnologyと共同で昨年開発したものと言う。
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