1995-08-23 ArtNo.2867
◆<泰>デルタ、VIVDモニター製造等に8億バーツ投資
【バンコク】デルタ・エレクトロニクス(タイランド)は8億バーツを投じ、VIVD(バーチャル・イメージ・ビデオ・ディスプレー)及び充電可能バッテリー等の製造能力を拡張する。
デルタ社幹部が21日語ったところによると、バンパコン工業団地に目下7億バーツを投じて新工場を建設中で、内3億バーツが充電可能ニッケル乾電池の製造ラインに、4億バーツが年産120万ユニットのダイレクト・ビュー・ビデオ・ディスプレーの第2製造ラインに充当さる。この内後者の製品は富士通に納入される。また年産360万ユニットのプリント基板製造ラインに6400万バーツが投じられ、同製品も全量富士通に供給される。PCモニター、磁気装置、電子磁気インターフェース・フィルター、電気スイッチ等の製造を手掛けるデルタの今年上半期の売上は35億バーツ、通年では57億バーツが見込まれている。アップル、ヒューレット、NEC、フィリップス、トムソン、AMAX等を顧客とする同社の年商はこれまで、10億バーツ前後だったが、最近の富士通との関係強化で、営業額が急増したと言う。(BD:8/22)
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