2002-04-19 ArtNo.28668
◆Lupin、セファロスポリン注射液2種の簡略化新薬申請提出
【ムンバイ】地場製薬会社Lupin Laboratories Ltd(LLL)は、セファロスポリン(cephalosporin:セファロスポリウム属の不完全菌からつくる抗生物質)カテゴリーのセフトリアキソン(ceftriaxone)注射液とセフォタキシム(cefotaxime)注射液の簡略化新薬申請書(ANDA:abbreviated new drug application)を米国食品薬品局(USFDA)に提出した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが4月17日報じたところによると、セフトリアキソン注射液は50mg、500mg、1gm、2gmの4投薬フォームから成る。セフトリアキソンは、市場規模98億5000万米ドルのセファロスポリン系抗生物質の中では最大の13億米ドルの市場を有し、現在セフトリアキソンの特許権を保持するHoffman-La Roche Incは“Rocephin”商標でその製品を販売しているが、同特許権は2005年7月に期限が切れる。
セフォタキシム注射液は500mg、1gm、2gmの3投薬フォームから成り、同薬品の米国における市場規模は5600万米ドルと見積もられる。AventisがClaforan商標で同薬品を販売していたが、同社の特許権は既に失効している。
LLLはインド最大規模の薬品輸出業者に数えられ、結核治療薬領域の世界的リーダー、取り分け複合発酵方式によるエタンブトール(ethambutol)及びリファンピシン(rifampicin)の世界最大の生産者として知られる。
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