SEAnews 2002-04-18 ArtNo.28651

【ニューデリー】O.P Jindal GroupのJindal Strips Ltd(JSL)は45クロー(US$919万)を投じハリヤナ州Hissarにおける製造／精錬能力を拡張する。
ビジネス・スタンダードが4月16日、ＪＳＬのArvind Parakh財務担当取締役の言として伝えたところによると、プロジェクトは品質向上とデボトル・ネッキングを目指したもので、結果的にコストも削減される。必要投資額は内部資金で賄う。
ＪＳＬのステンレス・スチールの今年の予想年間生産量は32万7000トンと、25万トンの設備能力を基準にすれば、131％の稼働率になる。ＪＳＬは生産量の拡大と同時に主に工業用途のハイ・マージンな完成品及び準完成品の販売を強化する。またこれまで大型家電製品部門を主要な顧客ベースにして来たが、中国と一部の欧州諸国をターゲットに輸出ビジネスを拡張する。目下、同社は中国の鉄鋼メーカーに技術提供も申し入れている。しかしParakh氏は交渉はなお初歩的段階にあるとし、商談相手の社名を明らかにすることを避けた。同社は近く中国と欧州の一部諸国に代表事務所を設ける計画だが、今直ちにこれらの海外市場に製造施設を設ける計画はない。
ステンレス・スチール市場は、中国では年率25％、インドでは同10％の成長を遂げており、中国は純輸入国になっている。一方、インドの国民1人当たりのステンレス・スチール消費量は極めて低く、その分成長の潜在性が大きい。
ＪＳＬは昨年米国方面から5万トン、5500万米ドルの注文を獲得、既に輸出を開始している。昨年の輸出売上は3200万米ドルと、営業額のほぼ30％を占めたが、今年は9000万米ドルの輸出を目指していると言う。