2002-04-18 ArtNo.28650
◆Essar、スペイン企業への熱間圧延コイル納入契約獲得
【ムンバイ】Essar Steel Ltd(ESL)はスペインのAPI(American Petroleum Institute)ライン・パイプ・メーカー、STSに熱間圧延(HR)コイル6万2700トン、100クロー(US$2043万)相当を納入する契約を獲得した。
ビジネス・スタンダードが4月16日、ESLのJ Mehra重役(MD)の言として報じたところによると、天然ガス輸送パイプ・ライン用鋼管の製造に用いられるハイエンドな5L X-70 APIグレードHRコイルの納入は2002年5月にスタートし、6ヶ月間にわたる。また受注量が8万4000トンに拡大する可能性が大きい。
この種の等級のスチールを製造しているのは、世界的にThyssen、Salzgitter、Poscoを含む少数のメーカーに限られている。欧州、日本、中国の鉄鋼会社がプレステージを高めることにもつながる当該契約の獲得に鎬を削って来たが、ESLはその品質や納期の信頼性を評価され契約を獲得した。STSはスペインの指導的石油・ガス会社Gas Naturalの完全出資子会社Ena Gasのために鋼管を製造する。
ESLはグジャラート州Haziraに年産240万トンのHRコイル・プラントを擁し、API等級や低硫黄スチールを製造している。2000-01年には約70万トンを輸出、839クロー(US$1.7億)の外貨を稼いだ。これらには中国向け耐腐蝕スチール7万トンやイラン向けAPI等級スチール6万トンの輸出が含まれている。
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