2002-04-16 ArtNo.28634
◆米国CDC、Bharat Biotech通じロタウィルスの臨床試験実施
【ハイデラバード】米国ジョージア州アトランタ拠点の疾病管理予防センター(CDC:Centre for Disease Control and Prevention)は、アンドラプラデシュ州ハイデラバード拠点のBharat Biotech International Limited(BBIL)とタイアップし、インドでロタウイルス(Rotavirus)感染症ワクチンの臨床試験を行う。
エコノミック・タイムズが4月14日伝えたところによれば、CDC胃腸炎科のDr Roger I Glass主任は13日記者会見し、以上の消息を明らかにした。それによると、ロタウィルスは先進国や途上国の幼児(5歳まで)性胃腸炎の主要な病原として知られ、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ児童ワクチン・プログラム(Bill & Melinda Gates Children Vaccine Program)の資金援助を得たインド/米国・ワクチン・プログラムの一環として実施される臨床試験は5~7年にわたる見通しだ。
BBILのDr Krishna Ella会長兼MDによると、ロタウィルス・ワクチンを製造するパイロット工場はほぼ完成しており、同社はロタウィルス・ワクチンの開発と生産を引き受ける。CDCの他、米国スタンフォード大学医学部のDr Harry Greenberg上級副部長もプロジェクトに参加する。Greenberg氏は実験室における方法論や臨床試験のモニターを担当、Roger氏はワクチンの開発プロセスをモニターする。この他、プロジェクトには地元の研究機関All India Institute of Medical Sciences (AIIMS)及びインド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)も参画すると言う。
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