【ハイデラバード】韓国の電子会社LGの現地子会社LG Electronics India Ltd(LGEIL)は2000万米ドルを投じ、2003年下半期の稼働を目処にカラー・テレビジョン(CTV)/エアコン/霜取り不要冷蔵庫/洗濯機/電子レンジ等の製造を手掛ける第2工場を設ける計画だ。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが4月12日伝えたところによると、LGEILのK R Kim重役(MD)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、新工場は、アンドラプラデシュ州Hyderabad、マハラシュトラ州Pune、カルナタカ州Bangaloreの何れかに設ける。目下候補地の選考を進めており、2,3ヶ月以内に工場建設地を決定する。
新工場は、同社製品に対する需要の急増に応じるためのもので、2005年には新工場だけで2000クロー(US$4.1億)の売上が見込める。既存のGreater Noida工場の3000クロー(US$6.15億)の予想売上と合わせ、グループ売上は5000クロー(US$10.25億)に達する見通しだ。親会社は2003年までにLGEILをインド国内における各種家電製品のマーケットリーダーにするとともに、東南アジア、中東、アフリカ市場開拓の輸出基地にすることを計画している。
LGEILは2002年には前年比54%増の100万台のCTVを販売、市場シェアを12%から17%に拡大することを目指しており、カレンダー・イヤー2002年第1四半期のCTV販売台数は20万8000台を記録したと言う。