2002-04-16 ArtNo.28627
◆Hindalco、アロイ・ホイールの製造能力を2倍に拡大計画
【ニューデリー】インド最大のアルミ精錬会社Hindalco(Hindustan Aluminium Company)Industries Ltd(HIL)はDadra & Nagar Haveli直轄区Silvassaに設けたアロイ・ホイール部門の製造能力を現在の30万ユニットから60万ユニットに拡大することを計画している。
エコノミック・タイムズが4月13日報じたところによれば、Silvassa工場には既に必要なインフラが整っているため、15クロー(US$308万)を投じてCNCマシーンを購入するだけで、アロイ・ホイールの製造能力を2倍に拡大できる。このため投資額は全べて内部資金で賄われる。アルミ・フォイルの製造施設も有する同工場は、昨年近代化工事が施されたばかりだが、ドイツから輸入されるCNCマシーンは、引渡しまでに時間を要するため、同社は早期にプロジェクトを実行する方針を決めた。拡張計画は今月末までに会長の最終承認を得られる見通しだ。
HILは、設備拡張だけでなく、アロイ・ホイールのアウトソーシングも予定している。国内市場では、今年末までに主要OE全てとのタイアップを実現する計画だが、国内市場におけるアロイ・ホイールの需要は限られているため、輸出に力を入れ、インド西部地区業者からのアウト・ソーシングを拡大する。
昨年は近代化工事のためアロイ・ホイールの生産は僅か1万8000ユニット前後にとどまった。しかし2003年には15万ユニット、2004年には35万ユニットの生産を目指しており、2004年に採算ラインに乗せる計画と言う。
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