2002-04-15 ArtNo.28623
◆電算技術開発センター、バイオインフォマティックス時代に対応
【プネー】インド政府傘下の先端的電算技術開発センター(CDAC:Centre for Development of Advanced Computing)は、バイオインフォマティクス領域における高度な計算ニーズに応じる準備を整えている。
インディアン・エクスプレスが4月11日伝えたところによると、CDACはバイオインフォマティクス、取り分け薬剤設計(drug design)やデザイナー・メディシンズ(designer medicines)領域のニーズに応じる製品やソリューションを準備している。CDACのDr RK Arora常務理事(executive director)によると、こうしたニッチ・テクノロジー領域を選んだ理由はCDACは既に組織内にこうした領域で必要とされる技術を備えており、取り分けインドにおけるこの方面の事情に通じていること。
先週土曜(4/13)に催されたCDAC創立15周年記念展示会には、分子モデリング(Molecular modelling)/データベース&ゲノム配列分析/新アルゴリズムの開発/問題解決環境(PSE: Problem Solving Environment)の開発等、各種バイオインフォマティクス・ソリューションが紹介された。
Arora氏によると、CDACは、この他、公衆回線を通じた安全確実な情報交換を可能にするVPN(virtual private network)製品のプロットタイプ/地理情報技術(geomatics technologies)を応用した意思決定支援システム(DSS:decision support system)/多言語機能を備えたインテリジェント・テキスト・マイニング製品等の開発でも成果を上げている。
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