【ムンバイ】国内最大のアルミ会社Hindalco Industries Ltd(HIL)を傘下に収めるAditya Birla Groupは、目下実行中のHILの設備拡張計画やNational Aluminium Company (Nalco)民営化計画への入札の他、新たなアルミニウム精錬施設を設ける可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが4月10日報じたところによると、Kumar Mangalam Birla会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、グループは新プラントの建設と既存設備の拡張の両オプションを検討しており、最終方針はまだ決めていない。
またIndian Aluminium Company Ltd(INDAL)とHindalcoの相互補完関係の一層の拡張も検討しており、取り分けマーケッティング及び操業面の一貫性の構築が目指されている。相互補完方式としては、機能面の協調、システムの統一化、ロジスティクスの一貫化、コストの適性化、生産の合理化、マーケッティング/製造面の協同が含まれ、例えばIndalが豊富に有するアルミナの一部をHindalcoの設備を通じてアルミニウムに精錬することができる。Hindalcoはそのバリュー・マネージメント・プログラム等をIndalに導入、経営面の経験をシェアしており、目下製品の合理化や共同マーケッティングも試みていると言う。