1995-08-23 ArtNo.2860
◆<星>タクラル、中国にUS$1億レーヨン工場計画
【シンガポール】地元のシーク系商社タクラル・グループは、シンガポールの政府系企業及びボンベイ証取上場のGrasimインダストリーズと共同で、中国に現地合弁のレーヨン繊維工場を設ける計画だ。
アマナス・タカラル・カンパニー・シノ・アマナス・トレーディング&シッピングのアンドリュー・チャン重役(GM)によると、江蘇省と浙江省に各5000万米ドル余を投じ、それぞれ年産2万5000トンの工場を設ける計画だ。中国側が51%を出資、シンガポール政府企業とGrasimの出資率は同額で、タクラルは少数権益を握ることになる見通しだ。シンガポール経済開発局(EDB)は既に政府の金融ユニットをパートナーとしてアレンジすることを引き受けており、プロジェクトの実行可能性は80%、来年初にも合弁会社が設立される見通しと言う。これまでにタイとインドネシアにも共同でレーヨン工場を設けた実績を有するタクラルとGrasimは、当初総額10億米ドルを投じ、中国の8省にレイヨン工場を設けることを計画したが、中国側パートナーが出資金を調達できず、規模を縮小したと言う。(BT:8/22)
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