2002-04-09 ArtNo.28589
◆金融機関、鉄鋼産業債務再編パッケージを6月に発表
【ムンバイ】金融機関は財政難に陥った鉄鋼会社に対する債務再編パッケージに最後の仕上げを施しており、パッケージは今年6月に発表される見通しだ。
ビジネス・スタンダードが4月4日、金融機関筋の消息として伝えたところによれば、パッケージには返済猶予、金利引き下げ、一部融資の資本への転換が含まれる。同パッケージの恩恵を被る企業には、Jindal Vijaynagar Steel Ltd (JVSL)、Ispat Industries、Essar Steel、Southern Iron and Steel Companyが含まれ、特殊な問題を抱えた小規模鉄鋼会社に対する類似のパッケージも準備されている。金融機関は一部鉄鋼会社の経営陣の入れ換えも検討している。
銀行とその他の金融機関は鉄鋼業界に合計3万5000クロー(US$71.78億)のエクスポージャーを有し、この内10%以上が不良資産(Non Performing Assets)になっている。また銀行に限っては2001年7月27日現在の同エクスポージャーが1万9414クロー(US$39.82億)に達し、例えばIndustrial Development Bank of Indiaは7468.54クロー(US$15.32億)、ICICIは7080.35クロー(US$14.52億)の債権を抱えている。
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