2002-04-08 ArtNo.28576
◆HPCL、Vizag製油所にEuro III対応改修工事検討
【ヴィシャカパトナム】米系石油コンサルタント会社Union Oil Products Inc (UOP)は、Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)に対し、向こう3年間に2000クロー(US$4.1億)を投じ、年間原油処理能力750万トンのVisakhapatnam RefineryをEuro III基準を満たした施設にアップグレードするよう勧告した。
ビジネス・スタンダードが4月5日伝えたところによると、インド政府は全てのメトロと主要シティーの製油所に2005年までにEuro III基準を満たすよう指示しており、HPCLはUOPにEuro III基準を満たした石油製品を製造するためのアプグレードに関する調査を委託した。また同調査にはEngineers India Ltdも関係した。
ヴィシャカパトナム製油所は東部海岸の主要製油所に数えられ、昨年は670万トンの原油を処理したが、現在の年間処理能力は750万トンにアップグレードされている。同製油所のN Muraliチーフ・ジェネラル・マネージャーによると、先々週会社に提出されたUOPの報告書は、残留油の処理や石油コークス製造施設(coker)を含むボトム・レベルのアップグレードも提言している。HPCLはアップグレード後の採算性に関しても調査を求めたが、報告書はボトム施設の改良を同時に行うならアップグレード後の収益性は大幅に高まるとしている。
Euro III基準を満たすだけのアップグレードのコストは800クロー(US$1.64億)、ユーティリティー等の他の支援施設を増設すると1000~1200クロー(US$2.05億-2.46億)、残留油の処理施設やコーカー等、ボトム施設を加えると別に1000クローを必要とすると言う。
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