2002-04-05 ArtNo.28551
◆新輸出入政策、鉄鋼業界に対するDEPBレート引き下げ
【ムンバイ】鉄鋼輸出業者は新輸出入政策によりさしたる恩恵を受けなかっただけでなく、関税優待パスブック(DEPB:Duty Entitlement Pass Book)スキームのクレジット・レート引き下げで打撃を受ける見通しだ。
インディアン・エクスプレスが4月2日伝えたところによると、レートの引き下げは全ての製品カテゴリーにわたり、引き下げ率は1~4%。例えば、熱間圧延コイル(HRC)のそれは13%から12%に、冷間圧延コイル(CRC)は17%から15%に、亜鉛鍍金鋼板(GP)及び亜鉛鍍金波板(GC)は18%から14%に、それぞれ引き下げられた。インドは年間250万トンの鉄鋼製品を輸出しており、これからすれば、DEPBレートの引き下げに伴う鉄鋼業界の損失は業界全体で100クロー(US$2051万)に及ぶ。
GP/GCシートの引き下げ率が4%ポイントと最も大きいが、国内最大の鉄鋼輸出業者Jindal Iron and Steel Company (Jisco)は同品目輸出だけで年間24クロー(US$492万)、Bhushan Steelは8~12クロー(US$164万-246万)の損失を被る。
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