2002-04-02 ArtNo.28540
◆Indal、オリッサ工場のアルミ精錬能力を2倍に拡大
【ムンバイ】インド最大のアルミ会社Hindalco(Hindustan Aluminium Company)Industries Ltd(HIL)が支配権益を握るIndian Aluminium Company (Indal)は、今年9月末までにオリッサ州Hirakudに設けたアルミ精錬施設の年産能力を現在の3万トンから5万7000トンに拡大する。
インディアン・エクスプレスが3月29日報じたところによると、匿名のIndalオフィシャルはロイター通信に以上の消息を語った。 国内アルミ生産の7%近いシェアを占めるIndalはカルナタカ州Belgaumの別のアルミ精錬施設の坩堝200ポットを解体し、Hirakud工場へ移転する作業に既に着手しており、移転された坩堝は10月初に稼働し、その後4~5ヶ月でフル稼働することになる。同第1期移転プロジェクトにIndalは17億ルピー(US$3480万)を投資する。同社は昨年、今年7月には第1期移転分の坩堝が稼働するとしていた。
カルナタカ州における高い電力コストに祟られ、Belgaum工場は1995年に操業を停止した。Belgum工場は独自の発電装置を保持しないが、Hirakud工場は67.5MW(メガワット)のキャプティブ発電施設を備えている。Belgaum地区には石炭等の資源も乏しいため、Indalは同工場に発電施設を増設するよりも、工場施設そのものを移転する道を選んだ。Belgaum工場は400ポットを有するが、残りの200ポットの移転も追って行われる。
ケララ州にも年産1万4000トンのアルミ精錬施設を有するIndalは、2001年4月から2002年1月の間に、前年の3万6736トンを上回る3万6964トンのアルミニウムを生産した。
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