2002-04-02 ArtNo.28538
◆昨年の外国直接投資流入額微減、実現率は過去最高マーク
【ニューデリー】2001年の外国直接投資は1万9265クロー(US$39.51億)と、前年の1万9341クローを僅かに下回った。しかしFDI実現率、即ち2001年に実際に流入したFDI額の同年承認されたFDI額に対する比率は71.68%と、1991年以来の最高をマークした。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが3月29日、産業政策振興局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)の発表を引用し伝えたところによると、1991-2001年の平均FDI実現率は39.66%だった。また、世界的に2001年のFDI流入額は前年に比べ40%以上の落ち込みを見ており、こうした状況からすれば、インドのパフォーマンスは良好と言える。国・地域別FDI流入額ではモーリシャスからの流入額が全体の38%を占め最大、以下米国7.54%、日本4.93%と続く。承認額では英国が全体の18.5%を占め最大で、以下米国18.31%、オランダ13.74%、モーリシャス10.76%の順。米国預託証券(ADR)/国際預託証券(GDR)及びAPIS(advance pending issue of shares)ルートのFDI流入が1万6000クロー(US$32.8億)と、前年に比べ47%増加した。
2001年1-12月の業種別承認額では、テレコム部門が2万6874クロー(US$55.1億)と、全体の43%を占め最大、以下石油精製22%、コンピュータ・ソフトウェアを含む電気部門7%と続く。
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