2002-04-02 ArtNo.28536
◆第3四半期のGDP成長率、農業の好調で6.3%マーク
【ニューデリー】昨年第3四半期(2001/10-12)の国内総生産(GDP)成長率は、主に農業部門の好調に支えられ、6.3%をマーク、前年同期の3.4%から顕著な回復を見た。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが3月29日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し報じたところによると、農業/農業関連部門の成長率は、前年同期の0.8%から7.1%にジャンプした。農業部門は第1四半期には2.3%、第2四半期には3.4%の成長を見ていた。
しかし第3四半期の製造業の成長率は前年同期の7.1%から2.8%に鈍化、引き続き不振なパフォーマンスを示した。製造業部門の第1/第2四半期の成長率は2.3%だった。
鉱業/採石部門の第3四半期の成長率は2.8%と、前年同期の4.3%には及ばなかったが、第1四半期の0%、第2四半期の0.6%を上回り、復調の兆しを見せた。
電気・ガス・水供給部門の第3四半期の成長率は4%と、前年同期の9.3%から減速した。
建設部門の第3四半期の成長率は前年同期の7.2%から5.3%に鈍化した。
第3四半期のサービス産業の成長率は、貿易/ホテル/運輸/通信部門6.9%、金融/保険/不動産/バス・サービス部門10%、社会/福祉/個人サービス部門6.1%と、何れも前年同期の4.8%/2.1%/5%を上回った。
今年第1/第2/第3四半期のGDP成長率は4.4%、5.3%、6.3%と推移、年初以来の成長率は5.33%になった。ちなみにCSOはこれ以前に通年の成長率を5.4%と予想している。
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