2002-04-01 ArtNo.28527
◆エスコーツ、2月のトラクター販売シェア33%、トップに浮上
【ムンバイ】地元トラクター製造会社Escorts Ltdの2月の市場シェアは33.26%と、マーケット・リーダーのMahindra & Mahindra(M&M)やPunjab Tractors Ltd(PTL)を追い越し、トップに浮上した。
ビジネス・スタンダードが3月28日報じたところによると、業界レベルの2月の卸売り段階におけるトラクター販売台数は17万3000台と、前年同月の21万2000台を18.39%下回り、M&Mの2月のシェアは23.2%、PTLのそれは14.3%にとどまった。この結果、年初11ヶ月(2001/4-2002/2)のエスコーツのシェアは17.5%に改善、M&Mは30%にダウン、PTLは21.59%に僅かながら改善した。
エスコーツの市場シェアは3ヶ月に及ぶストライキで、昨年10月には僅か0.42%下降、ディーラー・レベルの在庫も枯渇した。紛争終結後、エスコーツはアグレッシブに在庫を拡大、ほぼストライキ以前のレベルを回復した。
エスコーツ・トラクター部門のRakesh Chopra主任によると、現在ディーラー・レベルの在庫は4ヶ月分で、業界平均の5ヶ月を下回るが、次期会計年度にはさらに3ヶ月分に縮小する計画と言う。
M&MのK J Davasia社長(農機部門)もまた、同社がディーラー・レベルの在庫を拡大しない慎重な営業戦略を採用していることを明らかにした。それによると同社は需要動向に応じて生産を調整している。小売レベルの販売は依然としてハイレベルだが、需要は間もなくピークに達するものと見られる。目下ディーラー段階の在庫は5000~6000台、同社ヤードの在庫は2000~3500台のレベルと言う。
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