2002-04-01 ArtNo.28523
◆SAIL、鋼材価格をトン当たりUS$14-25アップ
【コルカタ】国営製鉄会社Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、2002年4月1日から鋼材価格をトン当たり700-1200ルピー(US$14.35-24.61)引き上げる。
ビジネス・スタンダードが3月28日報じたところによると、SAILは27日、全てのプラントのマネージング・ディレクターやマーケッティング/財務/プロジェクト/営業等、各部門の長が参加したハイパワーな会議を催し、以上の方針を決めた。
SAIL筋によると、新価格は製品の種類と販売される地域により異なる。鋼板の値上げ幅が条鋼を上回るが、条鋼の上げ幅も相当なものになると言う。
鋼材は2001年初以来トン当たり平均ほぼ1200ルピー、熱間圧延コイル(HRC)に至っては2500ルピー値下がりした。譬え1200ルピー値上げしても、依然として2000-01年の価格水準に及ばない。ちなみに現在HRCはトン当たり1万2500ルピーで取り引きされている。
鉄鋼業界筋は、国際価格は底入れし、既にトン当たり20~30米ドル値上がりしていると語ったが、この点に関してSAIL筋は、目下プレートやHRCはトン当たり190~195米ドルで輸出されており、200米ドル以上に引き上げるための交渉が進められていると述べた。同交渉は間もなく妥結する見通しで、SAILは欧州及び米国市場に対しても一定量の輸出ができるものと見ていると言う。
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