2002-03-28 ArtNo.28518
◆モトローラ、ソフトウェア・アウトソーシングの拡大検討
【バンガロール】市況低迷からアウトソーシング業務を減速していたMotorola India Electronicsのソフトウェア及び製品開発部門、Motorola Global Software Group (GSG)は、景気復調の兆しが生じる中で、アウトソーシングを再び拡大する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが3月26日伝えたところによれば、Motorola GSGのSammy Sana重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、モトローラは昨年、従業員の急増を抑制する狙いから、Wipro、Satyam、BPL Innovision、Integra等、6~10社と提携、10~15%のプロジェクトをこれらの企業からアウトソーシングする方針を決めた。しかしその後の景気冷え込みでアウトソーシング計画を減速していた。ところがここに来て景気に復調の兆し生じ、来年第2四半期には活況回復が予想されることから、アウトソーシングの拡大が検討されている。
こうした中でMotorola GSGは、付加価値ビジネスに照準を合わせ、単発の小規模プロジェクトは手掛けない方針だ。インド・センターはモトローラが必要とするソフトウェアの10~12%に貢献しているが、同比率を大幅に拡大する可能性が検討されている。インドGSGは今や、エンド・ツー・エンドのハイ・バリューなプロダクト・ワークやソフトウェア開発を手掛けていると言う。
|