2002-03-28 ArtNo.28510
◆インド政府、MUL支配権の代償としてスズキにUS$2億要求
【ニューデリー】インド政府は、Maruti Udyog Ltd(MUL)の経営支配権を放棄し、これを譲り渡す代償として、スズキに1000クロー(US$2.05億)の支払いを求める計画だ。
エコノミック・タイムズが3月24日伝えたところによると、これは政府とスズキにより指名された鑑定会社3社-KPMG/Ernst & Young/S S Billimoria & Company-により合意されたMUL評価額4000-4400クロー(US$8.2億-9.02億)の約4分の1に相当する。
政府持分処分局(department of disinvestment)筋によると、批判グループは時価4400クローの企業の支配権を1000クローで売り渡す政府の決定を非難するものと見られるが、対等出資合弁事業の1%のシェアを1000クローで売却、スズキに経営権を引き渡すなら、MULの時価は上昇し、政府が残りの49%のシェアを売却する際に一層大きな代価を手に入れられるはずと言う。
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