SEAnews 2002-03-28 ArtNo.28508

【コルカタ】Aditya Birlaグループ企業、Indian Rayon and Industries Ltd(IRIL)は、60クロー(US$1231万)を投じ西ベンガル州Rishraに設けた繊維製造施設の生産能力を2倍に拡張する。
ビジネス・スタンダードが3月26日伝えたところによると、ＡＶビルラ・グループはRishra工場の拡張計画に既に15クローを投資、2、3年内に別に50クローを追加投資する方針だ。投資は内部資金と繊維産業に対する特別ローン・スキームにより賄う。
ＩＲＩＬは、また合成繊維の製造能力を、向こう2年間に現在の年間400万ユニットから800万ユニットに、梳毛及び毛紡績のキャパシティーは数年内に2倍の800万キロに、それぞれ拡大する。
Rishra工場では合繊糸／亜麻糸スプリング(linen yarn spring)／織物／プロセス・ウールが製造され、製品の60％は欧州、アメリカ市場に輸出されている。繊維はＩＲＩＬの輸出売上の33％を占めている。
IRILは納入業者及びエンド顧客との三者提携を通じて、厳しい競争乗り切りを図っている。こうした提携には、顧客のために原料を製造し、顧客の製品をさらに加工して最終顧客に供給する方式や、顧客に原料を供給、顧客の製品の加工をサード・パーティーに依頼する方式が含まれる。
繊維部門はIRILの2001年第3四半期の営業額の20％に貢献したが、前年同期の23％を下回った。2001－02年度当初9ヶ月の繊維部門の売上は233クロー(US$4778万)をマーク、通年では300クロー(US$6152万)に達する見通しだ。