2002-03-28 ArtNo.28506
◆中国のトップPCメーカー2社、インド市場開拓目指す
【ニューデリー】中国の指導的パーソナル・コンピューター・メーカー2社-Legend Computer System(聯想電脳)/China Great Wall Computer(中国長城計算機)-がインド市場開拓の可能性を探っている。
ビジネス・スタンダードが3月26日、コンピューター業界の消息として伝えたところによると、聯想と長城は独自に、また業界組織を通じて市場調査を進めており、その製品をインド市場に投入する準備を整えている。これら中国PC企業は、インドに直接進出するよりも、再販業者を通じた間接進出を選ぶものと見られるが、いずれにしても中国のPCメーカーがインド市場に進出するのは初めてのこと。中国製PCは、インド市場の既存ブランドに比べ、少なくとも30%割安で、インド政府が関税の引き下げを図っていることから、価格競争力を維持できる見通しだ。しかし中国企業は、中国国内に余剰製造能力を有するため、インドに製造拠点を設ける可能性は薄い。
インド情報技術省のR R Shah次官は4月1日に訪中、中国の指導的情報技術(IT)企業の代表と会談するが、政府筋によると、聯想と長城はその際、インド市場進出に関して最終的方針を決めるものと見られる。
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