SEAnews 2002-03-26 ArtNo.28500

【ニューデリー】タミールナド州Chennai拠点のArvind Remedies Ltd(ARL)は、糖尿病や床ずれの治療に効果のあるユニークな製品“Pankare”及び“Sorexil”の市場開拓に本腰を入れている。
エコノミック・タイムズが3月24日伝えたところによると、ＡＲＬのArvind Shah重役(MD/CEO)は同紙に以上の消息を語った。それによるとハーバル製剤に取り組む科学者／医師／アユルヴェーダ専門家から成るチームは、糖尿病の特効薬“Pankare”を開発した。Pankareは9つの“sanjeevini”のコンビネーションを通じて膵臓Ｂ細胞の機能を回復・蘇生させる。同薬品の成分は糖尿病の治療のみならず、酸化防止や、高血圧／コレステロール過剰血の治療にも効果がある。
一方、Sorexilは床ずれや慢性潰瘍の他、これまで治療法が存在しなかった慢性病の治療に効果を発揮する。
ＡＲＬはその製品をマレーシア、スリランカ、ベトナム、ザンビア、ケニア、ナイジェリアに輸出するとともに、ウクライナ向け輸出の手続きもほぼ完了、ISO 9002認定の申請も行っている。2003年までに第2工場が完成した後は、米国連邦薬品局(US Federal Drug Authority)／英国薬品庁(MCA:Medicines Control Agency)／オーストラリア薬品管理局(TGA:Therapeutic Goods Administration)の認証を取得する計画だ。
ＡＲＬは目下、動脈塞栓治療薬、癌治療薬、皮膚移植薬、肥満防止薬等の開発も進めていると言う。