【ムンバイ】インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)Bombay(IITボンベイ)の卒業生の就職先内定率は、昨年は2000年10月までに100%に達したが、今年は今になっても60%のレベルにとどまっている。
エコノミック・タイムズが3月24日伝えたところによると、給与条件にも改善は見られず、これまでの最高給は米国ベースのソフトウェア会社Veritasの80万ルピー(US$1万6406.89)。IITボンベイの就職担当オフィサー、NS Rathi氏によると、給与水準はほぼ昨年並みで、昨年は外国企業約15社が求人のため同校を訪れたが、今年はまだVeritasとSchlumbergerの2社に過ぎない。
今期卒業生の求職斡旋作業が開始されて以来、求人登録を行った企業は70社と、登録数自体は昨年と大差ないが、1社当たりの求人が顕著に減少している。しかし過去2ヶ月だけで15社が登録しており、景気復調の兆しも窺える。
昨年は、コンピューター・サイエンスとエレクトリカル・エンジニアリング専攻者の求人が1人当たり2件と最も多かったが、今年はメカニカル・エンジニアリング専攻者の求人がやはり1人当たり2件で、最高と言う。