【ムンバイ】国営鉄鋼会社Steel Authority of India (SAIL)の年初11ヶ月(2001/4-2002/2)のインド西部地区における鋼材販売量は177万4000トンと、前年同期の137万7000トンを29%上回った。この結果市場シェアも26%と、前年同期に比べ4%ポイント・アップした。
ビジネス・スタンダードが3月21日伝えたところによれば、SAILの年初11ヶ月の西部地区における鋼板売上は前年同期の58万6000トンから79万3000トンに35%、条鋼売上は75万8000トンから96万1000トンに27%、それぞれ拡大した。
SAILオフィシャルによると、同社は、国内鉄鋼消費全体のほぼ33%を占める西部地区の開拓にこれまで以上に力を入れた。西部地区は、市場に隣接した生産拠点を有するIspat/Essar/Lloyd3社が縄張りとしており、SAILの鋼板製造施設は、最も近いものでもオリッサ州Rourkelaに位置するため、厳しい競争を強いられたと言う。