SEAnews 2002-03-25 ArtNo.28481

【コルカタ】Philips India Ltd(PIL)は、サッカー・ワールド・カップが呼び起こすカラー・テレビジョン(CTV)購買熱に乗じ、音響効果付きサッカー・グラフィックやサッカー・ゲームをセットにした6種類のＣＴＶ新モデル発売する。
デカン・ヘラルドが3月21日伝えたところによると、ＰＩＬのRajeev Karwal副社長(消費者用電子製品担当)は20日記者会見し、以上の消息を語った。それによると4－6月の間のＣＴＶ販売は12万台に達する可能性がある。これは2002年5月31日－6月30日の間の日韓におけるワールド・カップ開催に伴うもので、1998年にフランスでワールド・カップが開催された際にもＣＴＶ販売が急増した。
フィリップスはカレンダー・イヤー、2001年には世界的に540万台のＣＴＶを販売、カレンダー・イヤー、2002年には10％増の600万台を見込んでいる。電子部門はグループ売上の41％に貢献、ＣＴＶ販売は電子部門売上の50％以上を占めている。
全てが計画通りならＰＩＬは2004年までにＣＴＶ市場のトップ3に浮上、2005年にはトップの座につくことができる。ちなみにＰＩＬはカレンダー・イヤー、2000年には3.9クロー(US$80万)の営業損失を出したが、2001年には38.7クロー(US$794万)の営業利益を計上した。
一方、ビジネス・スタンダードが3月21日伝えたところでは、ＰＩＬは今年末までに白黒ＴＶの製造を停止する可能性を検討していると言う。