2002-03-22 ArtNo.28469
◆AMD、インテルのマイクロプロセッサー市場支配に挑戦
【ニューデリー】米系半導体会社Advanced Micro Devices(AMD)が、年商1億7000万米ドルのインド・マイクロプロセッサー市場で急速にシェアを拡大、Intelの市場支配に脅威を及ぼしつつある。
ビジネス・スタンダードが3月19日、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association of Information Technology)とインド市場調査局(IMRB:Indian Market Research Bureau)の共同調査報告を引用し報じたところによると、2000-01年上半期のインテルの市場シェアは前年同期の96%から86%に後退、それとは対照的にAMDのシェアが4%から14%に拡大した。AMDはノン・インテル市場の95%のシェアを占めている。
インテルのペンティアム3のシェア66%から54%に縮小、最新のペンティアム4が19%を占めた。一時はマーケット・リーダーだったIntel Celeronのシェアは14%から6%に縮小した。
AMDは2000年初からインドにおける直接経営を開始、アグレッシブな価格戦略を通じホーム・マーケット、中小企業市場、SOHO(small-office-home-office)市場で急速にシェアを拡大して来た。同社は今や政府や法人市場の開拓に照準を合わせている。AMDはまた相手先商標製造業者(OEM)と手を結び、一層のシェア拡大を目指す計画だ。既に、Compaq、IBM、Vintron、WiproはAMDのチップを搭載したコンピューターをインドで製造している。
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