2002-03-22 ArtNo.28464
◆ジンダル、今年通年の輸出US$9千万/150%アップ予想
【ニューデリー】インド最大のステンレス・スチール・メーカー、Jindal Strips Ltd(JSL)の2001-02年の輸出売上は、前年の3600万米ドルから9000万米ドルに150%増加する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが3月19日報じたところによると、JSLのArvind Parakh財務担当取締役は同紙に以上の見通しを語った。それによると、これに伴い営業額全体に占める輸出売上の比率は前年の12%からほぼ30%に拡大する。興味深いことは、2001年9月までの上半期の輸出売上は63クロー(US$1292万)に過ぎず、残りの400クロー(US$8203万)は下半期に実現されている。
JSLは2002-03年にも同レベルの輸出を目指しており、O P Jindalグループは、同目標を達成するため、中国、東南アジア、欧州に代表オフィスを開設する。特に中国は重要市場で、世界的な経済のスローダウンに関わらず、中国におけるステンレス・スチールの消費量は昨年20%の成長を見た。
JSLは昨年9月、新冷間圧延ラインを稼働させた。これによりJSLの冷間圧延コイルの製造能力は年間6万トンから9万トンに拡大した。
JSLは今年、米国拠点のNorth American Stainlessからニッケル含有量8%/クロム含有量18%のAISI304グレード・ステンレス・スチール・スラブ5万5000トン、総額5000万米ドルを受注した。
米国国際貿易委員会(International Trade Commission)は、ステンレス・スチール・スラブを33品目の調査項目に含めていたが、結局同品目を保護関税適応リストから除外した経緯がある。
|