【ムンバイ】ラビ作物(Rabi:春先に収穫する作物)の豊作で今年(2001-02)の農業生産成長率は7.2%に達する見通しだ。
デカン・ヘラルドが3月18日報じたところによると、インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)はこのほど以上の見通しを発表した。それによると食品作物の生産は7.6%、非食品作物の生産は6.6%の成長が見込まれる。CMIEは「こうした成長率の見かけは立派だが、実際のところは過去2年の農業生産の不振に伴うもの」と指摘している。
インドの穀物備蓄は2002年7月までに7500万トンをマーク、2002-03年の食糧補助は2万1000クロー(US$43.07億)に達するものと見られる。これは中央・地方政府の向こう3年間の農業予算の総額に匹敵する。予算報告書は食糧補助の内容に関する補助データを公表していないが、補助金の大部分はFood Corporation of India (FCI)に対するものと見られる。予算報告書は食糧補助の増大は、小麦と米の買い入れが急増した反面、公共流通網と緩衝在庫のための需要が低迷、両者のミスマッチが拡大したためと説明している。