2002-03-21 ArtNo.28455
◆RIL、国営石油3社との新マーケッティング協定に近く調印
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd (RIL)は、年産2700万トンのJamnagar製油所の石油製品のマーケッティングに関して国営石油会社3社-Indian Oil Corporation (IOC)/Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)/Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)-と目下最終段階の交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが3月18日、消息筋の言として報じたところによれば、IOCから既存のマーケッティング契約の破棄を通知されたRILは、最早“take-or-pay”条項に固執せず、国営石油会社3社と全く新たな契約を結ぶ方針を固めたものと見られる。新協定の期限は2002年4月から最長2年で、国営石油会社3社は需要に応じてジャムナガル製油所の石油製品を買い取るものと予想される。RILは同契約期間内に独自のマーケッティング網を構築することができる。
IOCのM A Pathan会長は「RILとの交渉は依然進行中」、「交渉は建設的なもので、今年4月1日に石油市場が開放されるまでに、新アレンジが実行に移されるだろう」と語ったが、交渉の具体的内容に触れることは避けた。
IOCはRILから引き取った年間1200万~1300万トンの石油製品を、全国に展開する7549店の小売店舗と3436カ所のガス代理店を通じて販売している。ジャムナガル製油所の残りの製品の国内販売はBPCLとHPCLが平等に分担している。
インド政府は、石油産業に関わる国営石油会社のためにポストAPM(Administered Pricing Mechanism)の当初2年間に関わるガイドラインを作成している。同期間石油製品や関係インフラはシェアされる。このためIOCは同ガイドラインに沿ってRILの石油製品のマーケッティングを引き受けるものと見られる。
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