2002-03-21 ArtNo.28454
◆Enron/GE/Bechtel、DPC最低希望売却価格US$5.5億
【ムンバイ】Dabhol Power Company (DPC)の外国株主3社-Enron/GE/Bechtel-は、30億米ドル発電事業の合計85%の持分を最低5億5000万米ドルで売却することを希望している。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが3月18日報じたところによると、GE幹部はPTI通信に以上の消息を語った。それによると、スポンサーらは競売条件の1つとして最低留保価格を5億5000万米ドルにすることを希望している。
しかし同氏は、スポンサーとIndustrial Development Bank of India (IDBI)に率いられる債権金融機関の間で、保険、その他の未決定の問題に関する話し合いがなされたかに関しては回答を控え、「譬えそのような要求がなされたにしても、デュー・ディリジェンスに影響を及ぼすものではない」と付言した。DPCの株主らは米国ベースのOverseas Private Investment Corporationに政治/商業的リスクをカバーする各2億米ドルの保険金支払いを要求している。
GE幹部によると、同社としては入札手続きが迅速に進められることを希望しており、同プロセスに全面的に協力する。DPC持分の売却は、プロジェクトに対する投資を保護/回収するための鍵であり、またスピーディーに、成功裏に売却が完了することは、全ての関係者の利益を守り、インド消費者に対する電力供給を確保することにつながると言う。
昨年2814MW(メガワット)の発電事業から撤退を宣言したEnron/GE/Bechtel3社は、当初最低12億米ドルでその権益を売却する意向を表明、その後8億米ドルに下方修正した。
消息筋によると、債権金融機関は、締切期限後に提出されたBP Plcの入札意向書(EOI:expression of of interest)の処遇をまだ決めていない。債権金融機関は原則的にBPの入札意向書も承認する考えと見られるが、EOIの募集広告は、締切期限を2月7日と明記しており、これに違反したBPのEOIを認める法的根拠をどこに求めるかが問題になっている。ちなみに、British Gas India/Gaz de France/Royal Dutch/Shell/Reliance Industries Ltd/Tata Power Company/BSES Ltd/Gas Authority of India Ltdの7社が締切までにEOIを提出した。
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