2002-03-21 ArtNo.28452
◆CSC、新たに2つのデベロプメント・センター設置計画
【ムンバイ】世界屈指のソフトウェア・サービス・プロバイダー、Computer Science Corporation(CSC)は、インドに新たに2つのデベロプメント・センターを設ける計画だ。
エコノミック・タイムズが3月18日報じたところによると、年商110億米ドル、従業員6万8000人のCSCは、IBMのソフトウェア部門、IBM Global Services及びEDSに次ぐ世界第3のソフトウェア・サービス・プロバイダーで、スタンド・アローンのソフトウェア・サービス会社としては、EDSに次ぎ、ナンバー2にランクされる。
CSCは2年前にPMSを5億6800万米ドルで買収した際、マドヤプラデシュ州Indoreのデベロプメント・センターを手に入れた。PMSは低廉なインフラと営業コストに注目し、1999年にインドールにデベロプメント・センターを設けたが、同地区には専門的人材が不足しており、同社はその後センターの業務を拡張することができなかった。今やCSCの一部門になった同社は、デリー近郊のNoidaと南部地区に新たに2つのデベロプメント・センターを設けることを計画している。PMS Indiaの従業員は300人前後だが、新設されるセンターは各400人前後のスタッフを擁することになる。
先端的ソフトウェア技術研究情報センター(advanced software technology research and information center)を設け、新技術領域の開発を支援するCSCはインド業務の年率75%から100%の成長を見込んでおり、外国投資促進局(FIPB:Foreign Investment Promotion Board)に投資の拡大を申請している。
一方、アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のSatyam ComputersはCSCと戦略提携を結ぶインドの主要納入業者の1社で、収入の大きな部分をCSCに依存している。このためCSCのインド業務拡張により影響を受けることになりそうだ。
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