2002-03-21 ArtNo.28447
◆Amtrex Hitachi、今年のエアコン販売40%アップ目指す
【ニューデリー】グジャラート州AhmedabadベースのAmtrex Hitachi Appliances Ltd(AHAL)は、今年は昨年比40%増の11万台のエアコンを販売する計画だ。
ビジネス・スタンダードが3月18日報じたところによると、AHALのNaishadh Parikh重役(MD)は同紙に以上の方針を語った。それによると同社のエアコン販売は2000年の5万8000台から2001年の7万5000台に30%成長、ホーム・エアコンの販売台数でLGに次ぎ2位の座を占めた。
今年の国内エアコン販売は2001年の60万台から70万台に15%の成長が見込まれる。天候不順で昨年のエアコン販売は不振だったが、今年の夏は平年並みと予想される。同社はトップ・エンドの日立ブランドとロー・エンドのAmtrexブランドの2種類のエアコンを販売しており、昨年は日立ブランドが全体の60%、Amtrexブランドが40%を占めたが、今年は2:1の比率になる見通しだ。また今年の価格は昨年を3~5%下回るものと見られる。日立ブランド・エアコンは、ユーザーの使用環境に合わせて自動的に室温が調整される快眠機能等、幾つか新しい機能が追加されている。
AHALは過去2年、日立ブランドを重点的に販促して来たが、来週からは『マイ・ライフタイムAC』と銘打ったAmtrexブランドの新キャンペーンもスタートする。Amtrexブランドには24モデルが準備されており、何れのモデルもリモート・コントロールのオプション付き。
Amtrexブランドの広告はMadisonが、日立ブランドのそれはLeo Burnettが手掛けている。日立製品のブランド・リコール(brand recall)は1999年には一桁だったが、現在では91%に達している。AHALのアーマダバード工場の操業は、年産15万台の上限に近づいており、同社はデボトルネッキングを通じて、製造能力の拡大を図る計画と言う。
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