2002-03-18 ArtNo.28438
◆オリッサ・スポンジ・アイアン、ロー・コスト生産工程開発
【コルカタ】Orissa Sponge Iron Ltd(OSIL)は、地元で調達可能な塊鉱(lump iron ore)や非コークス用炭、そして廃棄物処理過程で生産された電力を用い世界的にも最低コストの鉄鋼生産プロセスの構築を図っている。
インディアン・エクスプレスが3月15日伝えたところによると、OSILオフィシャルは同紙に以上の計画を語った。それによると、廃棄物処理の余熱を利用した10MW(メガワット)の発電施設WHPP(waste heat power plant)は既に稼働し、目標は達成されつつある。目下目指されているのは、間接費の増加を最低限に抑えつつ、生産能力を2倍に拡大すること。同社はまた海綿鉄の製造に低品質の石炭を用いる研究を進めている。
しかし既存の海綿鉄製造施設に試運転中のWHPPを接続したのに伴い操業に若干の支障を来していると言う。
|