2002-03-18 ArtNo.28433
◆IOCのHPCL/BPCL民営化入札の可否を高裁が審理
【チェンナイ】国営石油会社Indian Oil Corporation(IOC)がHindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)とBharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)の民営化計画に入札することを禁じた政府の措置に異議を申し立て、IOCの入札を認めるよう要求する訴えがマドラス高裁に提出された。
エコノミック・タイムズが3月15日報じたところによると、B Subhashan Reddy裁判長とBaktavatsulu判事から成る裁判官チーム(division bench)は政府持分処分省(Disinvestment Ministry)とIOCに対し、『インド国会の活動家』を自認するBala Raman氏から、以上の訴えがなされたことを通知した。
Raman氏はその訴状の中で、IOCの入札を禁じることは、憲法第14条及び19(1)(g)条の条文に違反、公共の利益に反するとともに、IOCの名誉を毀損するものであると訴えている。同氏は中央政府にIOCの入札を認めるよう求めたが、政府は如何なる反応も示さなかった。このため同氏は、高裁に裁定を求めるとともに、法廷審理が完了するまで、政府持分処分省が関係入札を実行せぬよう、法廷命令を発することを要求している。
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