2002-03-18 ArtNo.28430
◆生化学技術センター、コンセプト・パテント69件取得
【ニューデリー】科学産業調査評議会 (CSIR:Council of Scientific and Industrial Research)がニューデリーに設けた研究施設、生化学技術センター(CBT:The Centre for Biochemical Technology)は欧州と米国市場双方をターゲットにした69種類の潜在的ユニバーサル抗菌剤のコンセプト・パテントを取得した。
エコノミック・タイムズが3月16日報じたところによると、特許権が認められた製法は、CBTのヒトゲノム構造学に続くゲノミクスやバイオインフォマティクス領域における地道な研究活動の成果と言える。
CBTのSamir K Brahmachari部長によると、CBTは、様々な疾病、取り分け結核、インフルエンザ、肺炎の治療薬を発見するため、バクテリアの遺伝子中における有望な蛋白質連鎖を確認後、類似の連鎖を有するヒトゲノム配列とマッチングさせると言う手法を採用している。
この種の研究にはスーパー・コンピューティングの助けを必要とするが、CBTはCompaq AlphaServer ES40s8基を導入した。同サーバーには各4ユニット、合計32ユニットのプロセッサーが装備されている。
Compaq IndiaのPallab Talukdar取締役(法人製品担当)によると、同社のAlphaServerは1998年にCelera Genomics社のスピード・テストで、最高速の折り紙をつけられた。その際Compaq AlphaServerはヒトゲノム配列を7時間で処理したが、ライバルのサーバーは70時間を要した。それ以来世界の指導的バイオテクノロジー研究機関は同社製品を採用するようになった。同社はCBTへのサーバー納入がインド市場開拓の突破口になるものと期待していると言う。
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