【ムンバイ】消費者用電子/TV製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and TV Manufacturers Association)は、インドのDVD(digital versatile disk)市場が今後急成長するものと予想しており、これを受けて消費者用電子製品会社各社はDVD市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
ビジネス・スタンダードが3月12日伝えたところによると、DVD市場は日本や米国、英国、さらには中国においてさえ電子産業に旋風を巻き起こしたが、インドではまだそれに匹敵するようなブームは生じていない。しかしハリウッドとBollywoodは今年(2002)一連のDVD新タイトルの発売を予定しており、CETMAは2005年までにインドのホーム・マーケットにおけるDVDプレーヤーの販売台数が1000万台をマークするものと予想している。2001年のブランドDVDの販売台数は2万台前後と、ユニット数で82%、額で30%の成長を見た。しかしグレー・マーケットの存在が、DVDメーカー各社の主要な脅威になっている。現在ブランド品が1万8000~3万2000ルピーするのに対し、グレー・マーケットでは1万~2万5000ルピーで手に入ると言う。