SEAnews 2002-03-14 ArtNo.28410

【ハイデラバード】GVKグループの生後1年の非公開会社GVK BioSciences(GVKB)は、米国拠点のRicerca LLCと医療化学や生物学領域で協力する協定を結んだ。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが3月12日伝えたところによると、ＧＶＫＢのSanjay Reddy重役(CEO)はアンドラプラデシュ州ハイデラバードで記者会見し、以上の消息を語った。それによると、ＧＶＫＢはインドにおけるインフラに投資、リサーカはＧＶＫＢのバイオサイセンス／メディカル・ケミストリー施設を世界的に販促する。共同所有施設を通じて開発された知的財産は、両社が平等にシェアする。両社の協力は独占的なもので、期間は3年、満期後に2年延長できる。ＧＶＫＢはハイデラバード近郊のICICI Knowledge parkに5クロー(US$102万)を投じて関係施設を設ける。同施設には当初科学者30人が勤務するが、2002年末までに100人に増員される。
ＧＶＫＢは向こう2年間に50～100クロー(US$1025万-2051万)を投じ、一連のプロジェクトを展開する計画で、他の研究機関と更に多くの同様の共同プロジェクトを手掛ける。今年だけで少なくとも3～5件の合弁事業をまとめ上げる計画だ。
インフォマティクス、医療化学、プロセス化学、臨床前開発等の領域におけるサービスやソリューションを提供するＧＶＫＢは、目下科学者60人を雇用しているが、今年末までに250人に増員する。
来年初にはベンチャー・キャピタルを利用して将来のプロジェクト資金を調達する計画で、これにより事業を評価することもできる。従業員持株制度を通じて科学者や一般従業員との緊密な連帯関係を築くことも計画しているが、株式の公開は今のところ考えていないと言う。