1995-08-21 ArtNo.2841
◆<泰>日本電装、15億バーツ自動車部品工場を年末にオープン
【バンコク】日本電装はチャチョエンサオ省バンパコン工業区に15億バーツを投じ建設中の自動車部品工場を今年末にオープンする。
2万2800平米の工場はトヨタを初めとする自動車製造会社に部品を供給する。これにはトヨタがアジア・カーと銘打って97年からタイで生産を計画している低価格のファミリー・カーが含まれる。サイアム・トヨタ・マニュファクチュアリング(STM)の工場に隣接した立地条件から見て新工場は、97年稼働予定のファミリー・カー事業に部品を供給するのに先だってSTMにエンジン部品を供給するものと見られる。日本電装が10%出資するSTMは当該工場ではシリンダー・ブロック及びカムシャフトを、またサムロン工場ではカー・エアコン部品を、それぞれ製造している。STMのサムロン工場のスターター、レギュレーター、オルタネーターの製造ラインはバンパコン工場に移転されている。日本電装当地事務所によれば、STMサムロン工場の一部業務のバンパコンへの移転は世界的な業務再編の一環で、日本電装は今後ともトヨタを主要顧客とするが、域内市場の開拓を通じ規模の経済性実現を図ると言う。(BD:8/19)
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