【ニューデリー】今年2月の多目的車販売台数は9518台と、昨年同月の1万2750台に比べ25.3%下降した。
エコノミック・タイムズが3月11日、インディアン・エクスプレスが同12日、ビジネス・スタンダードが同13日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し報じたところによると、多目的車業界にとって2月は不振な月に終わったが、中でもToyota Kirloskar Motor Ltd(TKML)の2月の販売台数は、労働争議に祟られ、過去最低の823台に、昨年同月比61%の落ち込みを見た。
他社も軒並みマイナス成長をマーク、マーケット・リーダーのMahindra & Mahindraは同13%減の4625台、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は9.4%減の2440台、Maruti Udyog Ltd(MUL)のGypsyは50%減の962台(1935)にとどまった。Bajaj Tempoも売上を下降させたが、Hindustan MotorsのRTV(rural transport vehicles)の売上は290台と、昨年同月の233台を上回った。
TKMLは今年通年(2002年1-12月)で3万5000台の販売を目指しているが、年初2ヶ月の販売台数は僅か2231台にとどまった。しかしTKMLスポークスマンによると、労働争議は終結、再びフル操業を開始した。現在カルナタカ州バンガロール郊外に設けられた工場は1日110~120台のペースで生産を行っていると言う。