2002-03-14 ArtNo.28401
◆JCBL、中国企業King Longと合弁でバス製造
【ニューデリー】パンジャブ州Chandigarh拠点の商用車ボディー製造会社JCBL Ltdは、中国のバス製造会社King Longと提携し、豪華バスの製造に乗り出す。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが3月12日伝えたところによると、JCBLのM L Aggarwal会長は11日記者会見し、以上の発表を行った。それによるとJCBLは先ずKing Longとの技術提携の下、後者製高級コーチの完全ノックダウン(CKD)キットを輸入、完成品をインド国内で販売する。その後50:50の対等出資で合弁会社JCBL-King Longを設立、パンジャブ州Alamgirに新工場を設け、本格的な製造業務を開始する。合弁会社の当初資本金は12クロー(US$246万)を予定している。地元部品の使用率は当初の40%から2、3年内に60%に引き上げられる。またバスにはCummins製エンジンが搭載される。マハラシュトラ州PuneのAutomotive Research Association of India (ARAI)から型式認定が得られ次第、CKDキットの組み立てが開始される。
King LongのJian Zhong会長によると、JCBLとの提携を通じ、同社はインド市場開拓の足場を築くことができる。インドには高級バスの大きな潜在需要が存在すると言う。
JCBLは1989年に発足、1991年から商業生産を開始、Swaraj Mazdaにバスや貨物車のボディー/座席/サスペンションを納入、また国軍の各種需要に応じている。現在、月間バス・ボディー200台分の製造能力を有し、昨年度の営業額は32クロー(US$656万)をマークした。今会計年度は46クロー(US$943万)、来年は76クロー(US$1559万)の売上を見込んでいる。Rishi Aggarwal取締役によると、2005年には250クロー(US$5127万)の営業額達成を目指すと言う。
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