2002-03-11 ArtNo.28384
◆Wockhardt、静脈注射液ビジネスをBaxterに売却
【ムンバイ】Wockhardt Life Sciences(WLS)は静脈注射液ビジネス(IV fluids)を米国を拠点にするBaxter Healthcare Internationalの現地子会社Baxter Indiaに195クロー(US$3999万)で売却する。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが3月7/8日報じたところによると、WLSは6日以上の方針を発表した。IV fluidsビジネスの年間売上は約80クロー(US$1641万)で、WLSの210クロー(US$4307万)の営業額の約40%を占めている。IV fluidsビジネス売却後、WLSは農業化学ビジネスに専心することになる。Wockhardt LtdとWLSのHabil Khorakiwala会長兼MDによると、グループは過去数年製薬とバイオテクノロジーに照準を合わせた組織の再編を図って来た。
Wockhardt Ltdは1999年に農業化学とIV fluidsビジネスを分離独立させ、WLSを設立した。今回のIV fluidsビジネスの売却は、グループが長期的に製薬ビジネスに専心することを暗示している。
一方、Baxter Indiaは、今回の買収を通じマハラシュトラ州Aurangabadとタミールナド州Chennaiの合計年産8700万ボトルの製造施設2カ所とレディメードのマーケッティング/ディストリビューション・ネットワークを手に入れ、400クロー(US$8203万)IV fluids市場の一躍トップ・プレーヤー(市場シェア25%)に浮上する。同市場は年率8%の成長を遂げている。Baxterは1997年以来、インドで腎不全の治療薬、血液及びその成分の採取・貯蔵設備、麻酔ガス、鎮痛薬のマーケッティングを手掛けており、ある種の透析治療領域で指導的地歩を築いている。またニューデリー近郊のManesarに製造施設を有する。
|