2002-03-11 ArtNo.28372
◆TVSモーター、Haritaファイナンスに公開買付準備
【チェンナイ】TVS Motor company(TVSMC)は、非銀行金融機関(NBFC)、Harita Finance Ltd(NFL)の50.30%の権益を公開買い付けした後、TVSグループが完全出資するTVS Financeに再編する計画だ。TVSMCは2002年4月29日から同年5月28日の間にHFL株、1株につき10ルピーで公開買い付けする。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが3月6日報じたところによると、現在、HFLの13クローの自己資本の44%はTVSMCの親会社Sundaram Claytonが、5.70%はTVSグループ傘下のLakshmi Auto ComponentsとAnusha Investmentsが、それぞれ握っている。残りの50.30%、656万9000株が一般投資家により所有されており、過去6ヶ月、同株は4~5ルピーで取り引きされて来た。目下、HFLの株式はボンベイ証取(BSE)と全国証取(NSE)に上場されているが、公開買付完了後、上場資格は返上される。
HFL筋によると、社名の変更は既に会社登録局により承認されており、中央銀行の認可も間もなく下りる見通しだ。インド政府は非銀行金融機関を冷遇しており、新年度予算案にも同部門に対する優遇措置は何ら盛り込まれていなかった。しかしTVSグループの完全出資子会社になった後、TVSファイナンスは、信用格付けも改善、有利な条件で資金を調達できるようになる。同社は主にTVSMCの二輪車やTVSエレクトロニクスの情報技術製品の販売に対する金融ファシリティーを提供、またインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)ライセンスも保持している。HFLはこの他約30クロー(US$615万)の不動産を所有していると言う。
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