【バンガロール】Toyota-Kirloskar Motor Company Ltd(TKMCL)はカルナタカ州バンガロール付近に500クロー(US$1.025億)を投じてトランスミッション等の製造を手掛ける輸出志向ユニット(EOU:export oriented unit)を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが3月7日伝えたところによると、TKMCLのヤマザキ・サチオ重役(MD)とK K Swamy重役(MD補)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると輸出は国内販売に比べ利益率が高い。新ユニットは1年内に稼働、ギアを含む自動車コンポーネントを全世界のトヨタ工場に輸出する。輸出されるコンポーネントの地元部品使用率はハイレベルなものになる。
カルナタカ州政府のR V Deshpande大・中規模工業相によると、州政府のハイパワー委員会はこの日の会議でTKMCLの計画を承認した。EOUはバンガロール郊外のBidadiと市内のJiganiに350クロー(US$7178万)と150クロー(US$3076万)を投じて設けられる。これらのユニットは2003年12月の試運転、2004年6月の商業運転を目指す。トヨタはこれらのEOUからアルゼンチン、南アフリカ、タイ、マレーシア、台湾、ベネズエラ、インドネシア、その他の国に16万8000ユニットのトランスミッション・システムを輸出する。EOUには2004年までに別に5億~7億米ドル、2007年までにさらに4億米ドルが投資され、第2期、第3期拡張工事が施される。
トヨタは既にバンガロール周辺に支援産業を育成しており、それらの1つにToyota Techno Park(TTP)が含まれる。トヨタと豊田通商が70:30の合弁で4.5クロー(US$92万)を投じて設立、三井物産が建設を請け負ったTTPは多目的車Qualisの製造に必要なコンポーネントをTKMCLに供給している。2.9エーカーの土地に設けられたTTPには、豊田合成、豊田通商、Kirloskar Systems Ltd、Toyoda Iron Works Company Ltd、Stanzen、光洋精工、Sona等が入居している。